2007/05/28 変なの (セレ)
コル島の愛の無い攻撃・セレです。
ただいま、シレネにいます。
シレネは清らかな水をたたえるクロテア湖の畔に広がる小さな町です。とってもいいところです。
「あー、ここってさ〜」
懐かしい町並みを眺めつつ、シレネを歩く僕たち。うきっぱさんが急に思い出したように言い出しました。
「たしか、へんなのいたよね」
「変なの?」
なこさんが首を傾げました。
「うん。へんなの。イメージが違って驚くものがいるわよ〜」
「……あー。あれですか」
うきこさんが頷き、人差し指をぴんと一本たて、左右にちっちっち、と振りつつにまっと笑います。その顔を見ていて、僕もアレを思い出しました。
「あれってなんですか??」
なこさんは疑問とちょっぴしの不満を声に乗せて、僕らに尋ねました。
うきっぱさんはうんうん、と頷いて、それからにまーとわらったです。
「まあ、ちょっと散策してみるとしようよ。もしかしたら様子が変わってるかもしれない」
「えー」
なこさんが声をあげました。
そんな僕らの前方で、数人の子供たちがなにやら話しているのが見えます。
「見たんだよ、ほんとうだよ!!」
「またうそばっかり。パパはこの島にはニルフィエは住まないっていってたもん!」
数人の子供たちの真ん中で、ほかの子供たちからはやし立てられている子供がいました。彼が見つけたものに対して、ほかの子達からは「絶対ない」と言っています。が、僕らはどちらが正しいのか知っています。
うきこさんがなこさんに言います。
「あの子が話してること、結構面白そうよ。ほかの子供がいなくなったら、あの子に話を聞いてみましょう」
「子供の噂話、ですか?」
また不思議そうな顔をしつつ、なこさんは頷いたのでした。
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まったりと旅は続きます。
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