僕らの口にはとてもじゃないけど合わない、プポルのプリンをマレーネ様に渡すと、彼女は子供そのものの様子でプリンを食べ始めました。
ほんの数分。
3つほどあった大きなプリンは、あっという間にマレーネ様のおなかの中。満足そうに、「やはりプリンは良いな」とか言ってます。
「で、お礼は?」
と、うきっぱさんがマレーネ様に聞くと。
「うむ。そう急くでない、うきっぱ。では、こっちこい」
おっと。マレーネ様、僕らの名前は覚えていたようです。彼女はなこさんに向きかえると、いいました。
「まだ貴様には名乗っていなかったな。儂の名はマレーネ。星を視る者、マレーネ・ウレフだ」
***
マレーネ様は大きな杖を肩に担ぐようにして持ち、僕らが目印として待っていた大樹のところまでいくと、幹をひとなでしました。奇妙な揺らぎが現れ、そこにマレーネ様が「開けよ」と呟いて杖を振ると、揺らぎを中心に平面の穴が開いて、その奥には半径3メートルほどの球状の空間がありました。
星を視る者、マレーネ・ウレフの天球儀です。
ここはマレーネ様が冒険についてのアドバイスをくれる場所。
僕らはここで、プリンのお礼にオータ河に出る大型亜獣の情報を貰いました。
用も済んで天球儀を後にするとき、マレーネ様が来るときには土産を忘れるなといったので、なんとなく「あー、ぷりんですね?」と言ったら、杖で背中をたたかれてしまったです。
……彼女なりに恥かしいんでしょう。
何はともあれ、僕らはポリ村での目的をとりあえず果たしたわけです。
さて、この後ですが、とりあえずポリ村にある軍の駐屯地に向かい、要請品の受付をしてもらってくるです。
いくらになるか、ちょっと楽しみです。
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まったりと旅は続きます。
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