2007/02/02 反応 (セーレ)
愛の無い攻撃・セーレです。
今日もアーバンヘイム大空洞にいます。
昨日拾った謎の小箱をバックパックに詰め、とりあえず思いつくままなんとなく大岩棚にやってきました。
「もうここは何度も見たッス」
「そうだな」
何度も何度も歩いて、すでに道もすっかり覚えてしまった僕ら、大岩棚をテクテクとすすみます。
霊によって岩陰には亜獣がわさわさと潜んでいて、僕らが近付くとここぞとばかりに飛び出してくるので、なかなかさくさくとは進めませんが、まあ、それなりに進んでるのです。
谷と形容してもいい岩棚のうえを進むこと20分あまり。いつもの通り、広い場所に出ます。ほかの冒険者が焚き火でもしたらしい、こげた地面があちこちにあります。
「いつもどおりだな」
「かわったところありませんね。少々安直過ぎましたね、やっぱり」
戻ろうか、と話し始めていたとき、突然、僕のバックパックの中から奇妙な音が鳴り響きました。
「うわ、なに?」
大げさに驚いてみせる遊羽。遊羽の頭の上にいたリトゥエが、僕のバックパックに潜り込むと、なにやら持ち出してきました。
「これが鳴ってる」
それは、昨日拾った鉄の小箱でした。
降っても音はしなかったけど、もしかして内側に何か印象でも刻んであるかもしれません。
「何かに反応してるのかもです」
「なんでよ」
「ここに来て、急に鳴り出したじゃないですか」
「んな、安直な……」
鳴り続ける小箱はなにをしても音が止みません。
かなり耳障りな音なので、何とかして止めたいのですが、どうもはこを持ってうろつくと、位置によって音の様子が変わります。やっぱり何かに反応しているのでしょう。これは、反応の元を見つけるか何かすれば止まるに違いないです。
「とりあえず、進んでみるか?奥のほうに箱をやると、音がでかくなる」
みなみさんはリトゥエから箱を預かり、あっちこっとに向けていましたが、やがて岩の塊で壁ができている方を指し、そういったのでした。
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まったりと旅は続きます。
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