2003/05/05
「じゃぁな。ちょっと鍛えてくるわ。」
「ん、気をつけてね。」
「あいよ、そっちこそな。」
歳三は、オオカミさんの頭をかるくなで、きびすを返すとオーンアム南街道へと向かって足早に歩き出した。あたしとのんさんはそれを見送るを顔を見合わせ、同時につぶやいた。
「あ〜あ、行っちゃったね。」
期せずして発生したユニゾンにおかしさがこみあげる。プッと吹きだし、げらげらと笑い出す。一通り笑いあいようやく笑いの衝動が収まり出した頃、目じりに溜まった涙をぬぐいうきこは切り出した。
「じゃ、あたしらも分かれて出発しましょかね?」
「うん。」
「ではね?また10日後に(笑)」
ゆるやかにカーブした路地を曲がり、のんさんが見えなくなるまで手を振ってしばしの別れを惜しんだ。
さて、どうするか?そうだ、そういえば以前町の人に小鬼が出るポイントがあるって聞いたぞ、そこに行ってみよう。でも、どこなんだろう。分からない時は人に聞く。そう思い立つとガーナ・ニレン中央広場へと向かった。向かったっつったって、ここじゃ適当に歩いていてもそこに着くんだけどね。
「行くよ?オオカミさん、かぶとむし、おおあり、まったけ。」
「ワン!」「・・・。」
声が出るのはオオカミさんだけなんで返事が無いようだけど、ちゃんとみんな意思表示するんだ。羽根をガサガサさせたり、顎をガクガクさせたり、ピョンピョン跳ねたり(笑)
程なく広場に出た。誰に聞いたらいいかなぁ?あそこのおばさんに聞いてみるか。
まったりと旅は続きます。
サイドストーリーず!
Ver.1.00
(c)Seleste