2004/09/11 セレ鶴の恩返し
トントン
『ん? 誰だこんな時間に…』
戸を開けるとそこには 10歳くらいの子供が立っていました
『迷子か?』
「先日助けてもらった鶴…
じゃなくて セレと言うです
恩返しに来たです」
『はぁ? 助けた?
記憶にないが…
あぁ!! あれだろ!』
「(ドキッ!)なんですか?(僕が鶴だと バレたですか?)」
『セールスの勧誘!
最初は上手い事言って油断させて あとでボッタくるつもりだろ!』
「違うです!」
『じゃあ何だ?』
「それは…」
『ほら見ろ!
次から もっとマシな嘘を考えろ
帰れ 帰れ!』
「わ、分かったです!
言うです」
****
『鶴?
昨日、罠に掛かってた あの鈍臭くてマヌケな
鶴か?』
「(鈍臭くてマヌケって…)
…はい その鶴です(本当なら 最後に言うセリフです…)」
『で、何で人間の格好なんだ?』
「えっと…」
『まぁ いいか
で、恩返しに来たと?』
「はい そうです!(やっと伝わったです)
早速 機織りをするです」
『ちょっと待て!
なんで機織りなんだ?』
「えっ? この話の流れでは 機織りじゃないですか?」
『そんな事より 俺、腹が減ってるから なんか作ってくれ!』
「…分かったです(予定と違うです)」
『それから 掃除も頼んだぞ!』
〜 3ヵ月が過ぎ 〜
「あの〜
そろそろ おいとましたいんですが〜?」
『はっ? 何故?』
「もう充分に 恩返し出来たと思うです」
『甘いぞ!
もし俺があそこで助けてなかったら今頃 肉屋の陳列棚に乗ってたんだぞ!!』
「あうぅ〜(とんでもないところに 恩返しに来てしまったです)」(T▽T)
セレ鶴は恩返しに来た事を 少し(?)だけ後悔しました
〜終〜
まったりと旅は続きます。
サイドストーリーず!
Ver.1.00
(c)Seleste