2004/11/18 『僕はペット・3』

 「種族は人間、名前はセレ…、と。 みなみ、終わったぞ。」 通信機を操作していた歳三が、登録の終了を告げました。
 「セレ、やっぱり『魔法生物』の方がよくないか?」 「いやんです。 よくないです。」 「我が儘なヤツだな…。 じゃあ『魔導体』なら文句ないだろう。」 「ますますいやんです。 メカっぽいじゃないですか…。」 「分かった。 仕方ないから人間扱いしてやろう。 『まじょ』に対抗して『まおとこ』で…。」 「なんだか、凄く悪い男みたいみたいっスね…。」 傍観するつもりだったマウス君も、思わずビックリです。 「みなみさん…。」 セレは、涙がでてしまいそうなネーミングにくらくらです。 「ダメか…。 面白さにかけては、かなりイケてると思うんだけどな〜。」 みなみ酒店は、名残惜し気にぶつぶつ言っています。 〈(面白ければいいというものでは…。)〉 二人は冷や汗と共に思うのでした。
 とにかく、登録終了です。 一日越しではありますが、晴れてセレはみなみ酒店のペットになったわけです。
 「それにしてもトシさん、凄いっス。 こんな離れ業が出来るなんてビックリっス。」 マウス君は尊敬の
眼差しです。 「ああ、軍の連中なら何とかできると思ってな。 セレの思惑を知りたいのもあるが、なにより面白そうだしな。」 ふ、と小さく笑う歳三。 (一番恐ろしいのは、この人かも知れないっス…。) マウス君は戦慄と共に思うのでした。
 そして四人(?)は相談の末、街を出て亜獣退治をすることになりました。 やはり、みんなはセレがどんな活躍をするかが気になっているのです。
 各自が武装を整えてる中、歳三がセレに告げました。 「ああ、言い忘れていたんだが…。」 「トシさん、何ですか?」 「セレ、お前は武装してはならん。」
 「えぇ〜っ!!」 (いぢめですか!? いぢめるですか!?) 不安に絶叫するセレ。 歳三のその言葉には、果たしてどんな意図があるのか…。
 歳三の真意は!?

まったりと旅は続きます。


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サイドストーリーず!
Ver.1.00
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