セルフドラトレ・プログラムテキスト

5〜6台で1グループとし、参加者がお互いのセルフトレーナーです。
初級・中級のテキストを当日お配りしますから、好きなメニューをチョイスして
順番を守って自由に楽しみましょう(^-^)

 共通姿勢訓練

ポジション

ステアの握り方(強く握らない・添える程度)
目線の持っていきかた(遠くを見る)
呼吸を普通にして寸前で息を止めない(歌を歌ってみたりする)
身体の力を抜いてリラックスする(歯を食いしばらない)

リラックスする事が何事も上達の秘訣です。
キチンとした姿勢を意識しながらメニューに取り組みましょう。
公道の交差点を法定速度で鼻歌交じりで気持ちよく回る、あの感覚は、リラックスした姿勢で得られています。緊張をとるのも訓練です。
常に気をつけて自分自身チェックして走ってください

 コース設置  対応内容(各自取り組み課題自由)

 【1】 スピン体験その1
パイロン1本 コース2分割 パイロン1本を目標にUターンスピン。1人連続2回まで。出来ない事を体感する。その2で出来るように一日吸収しましょう。

 初級中級ヒント
・突っ込みスピンor立ち上がりスピンを意識して、頭で愛車の挙動崩しを考えてみて自分の今の技術でトライしてみましょう。 出来ないことを体感します。思いっきり操作するのがヒントです。
 目的

このメニューは、一発目の肩慣らしとして「自由に無茶していいよ」との体験を体にしてもらおうと思っての事です。
綺麗にスピンしてもらうのが目的で無く、思ったように車が変化を起こさない、挙動崩しの難しさを先ずは感じて欲しいと思っています。
最後に同じように「挙動崩しのスピン」をして、自分の成長の変化の気づきをして欲しいと思います。



 【2】 定常円旋回(左右)
パイロン円 コース2分割
1人1回づつを順番で行い2順行う。左右計4回。時間は1人3分間以内。
テールの滑りの感覚を掴む。
上級はドリフトを意識してみる。

 初級中級ヒント
旋回中にアクセルオンでアンダーステア状態からタックインを使ってリアを出しオーバーステアを作り出してカウンターをスムーズに当て続けて旋回をする場所となります。
1速か2速に固定してゆるりと回り始めます。ステアを切ったままアクセルを踏み込むとアンダーステア(フロントが流れだす現象)大きくアンダーを出したとたんに、いきなりアクセルをオフにします。そうするとフロントが一瞬グリップした状態になりステアを切っている方向に、つまりインに頭がググッと入ります。リアの荷重が抜けて前のめりになれば成功で、その瞬間にステアをカウンターを切りアクセルをオンにして荷重が抜けているので空転(ドリフト)させれば成功です。
AT車輌で挙動を崩すのが難しい方は、サイドブレーキを利用して挙動変化をつけるのも一つの方法です。うまく、ドリフト状態にする事より、フロントの荷重、リアの荷重で車がインにはいったり、アウトにはらんだりを体験してください。「思い切り」がヒントです。

 目的
上手なカウンター走行をし続けなくていいと思っています。
目的としては「ハンドル」だけで挙動や姿勢を作り出すのでは無く、ブレーキとアクセルを使って車の頭をインに入れる。リアの滑り出しを感じる。カウンターを感じとる。の少しでもいいので挙動の変化を自分で作り出す体験をして欲しいと思っています。カウンターの「戻し」が出来る出来ないで回避が違ってきます。


 【3】 8字定常円旋回
パイロン8字 フルコース
1人1回3分間。定常円旋回の成果を体験。
上級はドリフトを意識する。

 初級中級ヒント
初級者は、荷重移動を自ら起こし挙動を変化させてスムースにコースを回る事を意識して下さい。
定常円の応用を「切り替えし」のシチュエーションで意識的に挙動の変化を作り出して「ステアリング」だけで曲がるのではなく、アクセルのオンオフ・ブレーキで挙動を変化させて荷重移動して車をコントロールしてスムーズに8の字を回りましょう。要所要所で狙って挙動を崩しリアを出してカウンターを当てられれば成果が出ています。

 目的
ドリフトが目的では無く荷重移動を意識してコントロールします。
上級者はドリフトを意識してトライしてみて下さい。
挙動変化の経験を走りにいかします。



 【4】 仮想ダンロップコーナー(右)
イン側倒しパイロン フルコース
    
筑波のダンロップコーナーを再現し限界を体験する。
それぞれ好きな課題を用いてアタックする。
例)ブレーキ旋回。全開旋回。目線の練習。リラックスetc
1本ずつ順番で時間まで。

 初級中級ヒント
このコースは、加速コーナーであり中速コーナーです。
スピードレンジが少し上がって1つのコーナーを「ハンドル」だけでは無く、アクセル・減速しないブレーキを使い荷重移動を起こして駆け抜ける体験です。
前項の定常円旋回を応用です。
2速or3速全開で突っ込んでいき、アクセルを抜いてフロントに荷重が乗ってからステアを切ると曲がりやすいのを確認。逆に加速しながら突っ込んでみて曲がらないのを試すのも面白いです。ブレーキは減速ブレーキでは無く、フロントタイヤに荷重を乗せるためのきっかけブレーキを意識してみます。目線はイン側に偏らず先を見るように注意して下さい。息を止めない。リラックス。

 目的
目的は、実践編のコーナーを荷重移動で回る事です。
ダンロップコーナーと書いたのは参加者が現実のシチュエーションとしてイメージしやすい(笑)かとの狙いです。中速のコーナーの設定です。


 【5】 仮想第一(左)第二ヘアピン(右)
ヘアピン再現 コースを2分割 ヘアピンコーナー(旋回50km)を設置して愛車の限界をしる。コントロールする。
・1本目に希望者のみ区間タイム計測。
・最後に希望者のタイム計測をして成果を見る。

 初級中級ヒント
【突っ込み・立ち上がり】のメニューから自分に適した内容をチョイスして練習します。
低速ヘアピンの処理を荷重移動を積極的に使って回ってみます。日頃試せない走りをして下さい。

【突っ込み編】
・ 限界頑張りブレーキ体験練習。
単純にフルブレーキの練習です。目線がブレーキポイントで無く先を見ること。
・ 限界走行タックイン練習。
FF車輌は練習してみてください。
・ ブレーキで曲がる練習。
定常円の応用でブレーキでフロントに荷重を乗せてリア加重を抜かす。
・ 初期ステアでタイヤのグリップ限界を知る体験。
これは、通常の旋回でどんどん速度をあげてみて愛車の旋回限界を体験します。
【立ち上がり編】
・ タイヤの変化を知るプッシュアンダー体験。
立ち上がりで思うより早めにオンしてタイヤの限界を体験。
・ オーバーステアの誘発(スピンの誘発)
定常円の応用でリアを滑らせて見る体験です。
・ スピンのカウンター練習。
わざとリアを滑らせてカウンターの戻しの失敗と成功を試す。
・ 微妙なアクセリングの練習。
タイムアップの為のブレイクしないギリギリのアクセリングを試す。

 目的
【実践減速コーナーです】
ここの目的はブレーキの使い方を試す事です。
各自自由課題をもって設置コースをトレーニングします。
例)カウンター戻し・立ち上がりスピンさせて練習(要リアタイヤ交換)


 【6】 フルブレーキ制動距離計測大会
 (80km時) お遊び企画。
1本勝負で止まれる距離の順位をつけてリラックス。
 目的
目的は、気持ちの切り替えと息抜き。
競争する事で高揚感を盛り上げてもらう狙いもあります(笑)


 【7】 スピン体験その2
パイロン1本 コース2分割 思うとおりスピンが出来るか成果を拝見。
1人1回。
 目的
挙動変化を一発でできるか?最初の自分との違いを体験していただけれたらっと思っています。
【上級】スピンしかかった時に「セルフカウンター」があたり、直ぐに「戻し」を出来れば体勢回避のテクニックとなります。「戻し」を意識したいです。
一応、これでプログラムは終了となります。


 【8】 フリータイム
1時間を予定 参加者で話し合いで好きなプログラムを

 【9】 簡易ジムカーナー並走タイム計測大会
フリーコース作成 フルコース
時間が余れば行う、リザーブプログラムです。
お遊び企画。コースを縦に2つに分割して直線的な簡単なコースを設定し、左右2台で「よーいドン」して並走してタイムを計るお遊びです。
本日学んだ練習を活かして考えながら走る。タイムは二の次ですがプレッシャーとして並走になり、計測順位付けすると言う精神の鍛錬の意味合いが強い恐ろしいメニューです(笑)

 注意事項

傷害保険 希望者のみ当日に8時30に申し込み受付 400円(1日掛け捨て)
死亡500万円 入院(日額)6.000円
コース内の事故は全て自己責任となります(自動車任意保険適用外)接触事故もどんな事情でもお互いが自分の車を直すこと。施設の破損は壊した方への実費請求となります。ガードレール4万円。ガードレール2.5万円パイロン1本1000円他

同乗希望の方は、全ての責任は全て原則所有者としますので、承諾できない方は御遠慮ください。